老舗ソープ店、津波で営業再開にメド立たず 2011/04/30 20:51
ソープ街
「役所に罹災証明書を申請しているけど、認められてもこういう業種だから銀行の融資を受けられるかどうか…。ざっと1500万~1600万円はかかる」とこぼす。
震災から2週間後に水道は復旧。同業他店は都市ガスやプロパンで湯をわかし、1つまた1つと営業を再開した。
「湯遊 鎌倉御殿」では「地震前は常連客と観光客が柱だった。いまは、観光客の代わりに、復興支援の作業員の来店が増えてます」(店員)と話す。
日中、被災者のために無料で浴室の開放も始めたという。
だが、津波に襲われた「いとはん」では再開どころかボランティアさえできる状態ではない。肩を落とすオーナーの背後から、内装業者の大きな声とトンカチの音が響いてくる。
「13人いた女の子は、みんな他の店や他の地域に移って行ったよ。彼女たちも毎日食べなきゃなんないから仕方ないけどね」
再開は早くても2カ月先になる。前途は多難だが、店とともに歩んだ半生。「必ず復活しますよ」。常連客も待ち望んでいる。